2022/01/10 10:00
「 エジプト香油専門店 OIL 」でございます。
私たちはエジプトから香水とは違う香油を取り扱っています。
‘‘香りというものは唯一目には見えない忘れがたいアクセサリー‘‘
非日常的な香りを求めエジプトで香油の買付けを行っております。
どこか懐かしさも感じ、魅了されるエジプトの香油。
日本では「エジプト香油」「エジプシャンオイル」と呼ばれ徐々に浸透していっています。
素敵な香りを皆様にお届けできたらと思います。
今回ご紹介する香りは「コンス」です。
子供の姿から新生児を守護するとも、月の神であることから夜に三日月の刃を振るい罪人に制裁を与える恐ろしい神とも言われているコンスをイメージしてブレンドされた香油。
素晴らしい柔らかさの仄かに甘い香りにうっとりするような香りで、まるで月夜をつき上がりだけを頼りに歩いているような感覚になる夢見心地な香油です。
ドビュッシーの名曲「月の光」を香りにしたような印象を私は持ちました。
コンスは主に子供、少年の髪型をしたミイラ、またホルスと同じ隼の頭を持った姿で描かれます。
月の神である事から、どちらの姿で描かれる場合であっても三日月と満月を組み合わせたものが頭飾りとして描かれているのが特徴的。
アメン、ムトと共にテーベ三柱神と構成しましたがその名は、「横切る者」を意味し、父アメンの乗る太陽の船に対して月の船を持ち夜に天空を移動すると考えらていました。
月が満ちている時は癒しの力、欠けている時は鋭い刃で邪気を祓う力を発するとされ、月の光で特定の病を癒すとともに、三日月をナイフとして振るうともされる両極端な神なのでちょっと危ない奴の気もするのですがこの香りからはその危険な香りは一切感じさせずやや夜のセクシーさや妖しさが演出されています。
コンスは、ラー（ラー・アメン）の乗る「太陽の船」に相当する「月の船」を持ち、この船に乗って、夜空を東から西へと渡るとされました。
太陽が沈んだ後、夜の世界を照らす「銀の太陽」とも呼ばれます。
死者の魂は太陽の船とともに西の地平の彼方、死者の国へ行きますが、夜だと太陽がいないので迷ってしまうところで夜は、月が迷える魂を導くのだという信仰がありました。
子供の役割を演じる神様でありながら悪者は容赦なくやっつけるという余りにもカッコよく危ない神様コンス。
月が満ちている時は癒しの力欠けている時は邪気を払う力月の光で特定の傷を癒すと共に三日月をナイフとして振るうイメージをすべて香りに落とし込むのは至難の業だと思いますが、凄いのはトップノートでは癒しの力を感じつつもラストノートではかなり鋭さを感じる香りに変わっていることに驚きました。
全てを内包する逞しさと邪気を払い守護してくれる力を備えた香りを是非お楽しみください。
私たちは香油やエジプトの魅力が日本の方に伝わるよう今後も情報を発信していきます。
まだ香油をお使いになったことがない日本の皆様に、素晴らしい香りをお届けすることが出来ればと思っております。
エジプトファン、香油ファンを増やしていきたいです。
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