ウアジェト 5ml

■ウアジェト：空高く舞うタカが上空から放つ癒しの甘い香り (Wadjet)

癒しの神ともいわれるウワジェトの香油は、澄み切った空気に甘みを加えたような素晴らしく綺麗な香りです。
まるで空高く羽根を広げて舞い上がったタカが、上空でだけ感じることが出来る甘い香りという印象です。

優雅に上昇気流に乗りながら地上を見下ろし、空から癒しの力を与えてくれるような香りです。
スッキリした甘みが本当に心を穏やかに整えてくれるような気がします。

ウアジェト（Wadjet、ウジャトとも）はエジプト神話の女神で信仰の中心地は、ブトです。
頭上にコブラをつけた女性の姿で描かれます。
湿地のためにコブラが多く生息していた下エジプトの守護女神とされ、上エジプトを守護するネクベト女神とともに、ファラオを守護するとされました。
上エジプトのハゲタカの女神であるウワジェトとネクベトは、王の保護の女神で、エジプト全土に対する彼の統治を象徴して、王の王冠に一緒に表されることもありました。
ウアジェトは幼い神ホルスの乳母であり、母親であるイシスが危険な叔父であるセスから三角州の沼地に避難するのを助けました。
この神話とデロス島のレトとアポロンのギリシアの物語との類似性は、おそらく後にウアジェトとレトを同一視する結果となりました。

エジプトと言えば多くの人が思い浮かべるであろう目の図柄は、「ウアジェトの目」と言われます。
これは、ホルスが父オシリスの敵セトを討つ時に奪われた左目のことです。
「ウアジェトの目」は、周期的に満ち欠けする月の象徴であることから、欠けた月が再び満ちるように、「失ったものを回復させる」「完全なるもの、修復されたもの」という意味があります。
エジプト神話では、ホルス神の左目である「ウアジェトの目」は、ホルス神が父オシリス神の仇であるセト神を討つ時に失われましたが、（この左目はホルス神の下を離れ、エジプト全土を旅して知見を得た後、）知恵の神にして月の神・時の神であるトート神によって癒され（ホルス神の下に戻り）、回復しました。
そのため、「ウアジェトの目」は「全てを見通す知恵」や「癒し・修復・再生」の象徴（シンボル）とされました。
またホルス神が癒された目を父オシリス神に捧げたというエピソードから、供物の象徴（シンボル）ともされました。
また、守護神としてのウアジェトの性質から、守護や魔除けの護符として用いられました。

ミイラ（死者）に添えられることもあり、ツタンカーメンの「ウジャトの目の胸飾り」が有名です。
第一中間期と中王国時代に、「ウアジェトの目」（左目）と「ラーの目」（右目）を左右に合わせた両目が、ミイラを納めた（ミイラは体の左側を下にして納められることが多かった）柩の左側面に描かれたりしました。
これはミイラを守る護符とも、死者（ミイラ）がこの世（棺の外）を見るための窓とも解釈され、目は太陽の昇る方向である東に向けられていました。

自らの心がキリっとするような効果を感じるウワジェトの香り。
少し迷いが生じている時などに、是非この上空から俯瞰で眺めるような癒しの香りで癒されてみてください。
また、エジプト香油に詳しい方は、このウワジェト、ホルス、トートなどをセットで使い分けてその時の気分に合わせて楽しんでいるようです。
是非皆様も自分の状況に合わせてエジプトの香油を使い分けてみてくださいね。
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エジプト産の100パーセント天然の植物や香木から抽出されたピュアオイル。

アルコールを一切含んでおりませんので、香りが長持ちします。
5ml小瓶に入れて発送させていただきます。
香水代わりにお使いいただけることはもちろん、普段使っている手帳につけたり、ハンカチなどに含ませたり様々な使い方ができます。