セト 3ml

■セト：大切なものを護る為の戦う自分を作る香り (Set)

セトの香りは時間を追うごとにあえて変化するようにブレンドされています。
砂漠の神としての静かで清涼感のあるトーンから、むくむくと自分の中からパワーが湧き上がってくるような闘いの神へと変化していき2時間ほど経過すると大きく空間を包み込むような大らかな香りに変わっていく素晴らしい香りです。
その変化はセトの神様としての性質そのものを表現しています。

セト（Set）は、エジプト神話における戦争の神でヘリオポリス九柱神に数えられています。
大地の神ゲブを父に、天空の女神ヌトを母に持り二柱の間に生まれた四柱の神々の次男もしくは三男であり、冥界の神オシリスを兄に、豊穣の女神イシスを姉もしくは妹、葬祭の女神ネフティスを妹に持ちます。
この統計図を観ていただくとお分かりの通り、実はセト、ホルス、オシリス、をセットでご購入される方が物凄く多いのが特徴的です。

オシリスとイシスの伝説において、兄オシリスを殺害し「兄殺し」の汚名を受け、オシリスとイシスとの間に出来た息子ホルスと王位を巡って争い敗れたためにセトは嫌われ者の神となり、悪神として捉えられた、されています。
しかしながら、セトは英雄的な一面も併せ持ち、太陽神ラーの航海では邪悪な大蛇アポピスからラーを守ることが出来る唯一の神とされ、讃えられていました。

セトはジャッカル（エジプトジャッカル＝オオカミ）の頭をした神であると思われていますが、壁画などで表現されているセトの頭はツチブタのものです。

このため、想像上の動物（合成獣）をわざわざ作ってセトに充てたとする説も存在しこの正体不明な動物を英語では「セト・アニマル」と呼びます。
初期のセトは砂漠の神であり、砂嵐を引き起こしているとされますが、その一方キャラバンの守り神でもありました。
粗暴な性格を持つ戦争を司る神ですが、その武力が外に向けられると軍隊の守護神となり、悪邪アポピスからラーを守る役割とも合わさって軍神としての神格を持つようになり、信仰を受けるようになりました。
次第にセトは元より信仰を受けていたホルスと取って変わるようになり、紀元前3000年代には特にナイル川下流部の下エジプトの王を後援・象徴する神となり、大いに崇められました。
ところが、時代を下るにつれて、オシリスがセトより重要な神と認知され始めたため、正反対の描写をされてきたセトは悪役の立場を背負わされ、遂には兄オシリスを殺すというエピソードまで生まれていました。
人間は歴史を勝手に歪曲する癖がありますが神話ですらそうなんですね
長らくエジプトの嫌われ者となったセトですが、第19王朝になって宗教上の復権を果たしました。
これはラムセス家のセトへの信仰とセトの名を冠したファラオ、セティ1世が即位したためです。

「セティ」とは、「セト神による君主」という意味であり、セティ1世の息子であるラムセス2世はセトから弓の使い方を教えられるレリーフやホルスとセトに戴冠式の祝福をされる場面を表したレリーフを残し、セトは「王の武器の主人」という称号を受け、ファラオに武術を教える神として信仰されました。

セトは、性欲を象徴する神ともされました。
これと関連してセトの好物はレタスとされレタスは、古代エジプトが原産とする説があり、4000年前には、既に栽培されていました。エジプト古王国時代の遺跡である「ニアンククヌムとクヌムヘテプの墳墓」には、「レタス栽培」を表したものとされる浮き彫りが残されています。
レタスは、茎から出る白い液が精液の素になると看做され、催眠・催淫効果があると考えられたことから、精力増強剤や媚薬として食されていたようです。
今レタスをそういう気分で食べている人っていませんよね(笑)

軍神と崇められたセトは今でも最も人気があるエジプトの神の一つです。
清涼感から始まって大きな空間を包み込むような素晴らしい香りにかわっていく素晴らしい香りです。
「大切なものを護る」というセトの存在そのものようなパワーを憑依させることが出来る香りで、自分自身の後押しとなるようなパワーが欲しい時に、この香りを纏って勝負の場に出かけていってみてください。
そして、ホルスからセト、そしてオシリスへと変遷していく流れを香りで感じて頂くことが出来ますので、是非セットでお試しください。
貴女の魅力を存分に引き出してくれる素晴らしい香りです。
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エジプト産の100パーセント天然の植物や香木から抽出されたピュアオイル。

アルコールを一切含んでおりませんので、香りが長持ちします。
3ml小瓶に入れて発送させていただきます。
香水代わりにお使いいただけることはもちろん、普段使っている手帳につけたり、ハンカチなどに含ませたり様々な使い方ができます。