ジェセル王 5ml

■ジェセル王：甘く深い紫煙に覆われた覇王の香り (King Djoser)

この香りが漂うと一番初めにイメージ出来たのは、紫色に漂う煙の奥から現れる強大なパワーです。
どこから怪しげでもあり奥底が見えない香りなのですが、その煙の奥に潜む強烈な力が自分自身を強烈に後押ししてくれるような香りです。

私なら重要な商談時や自分自身にファラオの強大なパワーを重ねたいときに使うだろうなとすぐに想像がつきました。
勿論この香りのブレンドはジェセル王をイメージして作られています。

初めてピラミッドを築いたファラオとして後の古代エジプトのイメージを決定づけたのがジェセル王です。
エジプト第3王朝のファラオで在位は紀元前2668年から紀元前2649年。
ジェセルの別名ネチェリケトとは「神の肉体」を意味しています。

ジェセルは即位時の名称ではなく、階段ピラミッドなどにつけられた名はいずれもネチェリケトだと言われています。
最初にジェセルという名が発見されたのは、彼の階段ピラミッドでしたが、実際にはそのジェセルという名はエジプト新王国時代に書かれたものでした。
両者が同一人物だと確認されたのは、アスワンのセヘル島にある「飢饉の碑」の碑文であり、第3王朝時代の日付のある部分にジェセルの名が刻まれています。

ジェセルの時代、エジプトはシナイ半島の鉱物資源によって得た富を用いて勢力拡大に乗り出し、南方のアスワン付近まで進出しました。
先のセヘル島の碑文も、勢力の拡大を示しています。

トート神の神官であった、イムホテプを宰相として登用したのもジェセル王です。

ナイル川の渇水により飢饉となった際、ジェセルはイムホテプに下問すると、｢ナイル川の水源の主であるクヌムの神殿に土地を寄進すれば再びナイル川は氾濫するであろう」と答えたといいます。
また、史上初のピラミッドとも言われる階段ピラミッドをサッカラに建立させました。
高さ62メートルであり、東西125メートル、南北109メートルの長方形の底面を持っています。
後代に建設されたピラミッドは通常正方形の底面を持っていますが、階段ピラミッドの場合は五次に渡る設計変更の結果長方形の底面を持つことになりました。
階段ピラミッドは元来、初期王朝時代から見られる正方形のマスタバとして高さ10メートル、一辺63メートルの規模を持って建設される予定でしたが、建設を担当したジェセルの重臣イムホテプらによって東側に向けて何度も拡張が繰り返され、最終的には階段状の概観を持つピラミッドとして完成したようです。
ピラミッドの地下には深さ28メートルの地下室が設けられており、遺体を納める玄室や、玄室を取り巻く多数の部屋、回廊が張り巡らされています。

イムホテプ周辺の歴史というのはあらゆる映画で描かれ非常に有名ですがその彼を登用しエジプトの歴史そのものを形作った王がジェセル。
その強烈な力を持ったファラオの香りを紫煙で覆うという素晴らしい発想のブレンド香油です。
是非その力を必要としている方はこの香りに頼ってみてください。
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エジプト産の100パーセント天然の植物や香木から抽出されたピュアオイル。

アルコールを一切含んでおりませんので、香りが長持ちします。
5ml小瓶に入れて発送させていただきます。
香水代わりにお使いいただけることはもちろん、普段使っている手帳につけたり、ハンカチなどに含ませたり様々な使い方ができます。