サボテン 3ml

■サボテン：厳しい環境でも爽やかに生き抜く力をくれる逞しい香り　(Cactus)
観葉植物として人気のサボテン。過酷な環境を生き抜くための驚異的な生態を持っていることを知っている人は少ないと思います。
この香油は、厳しい環境の中でも逞しく生き抜くサボテンの強さをしっかりと詰め込んだ香りになります。
厳しい環境でも生き残るためには爽やかでなければいけない、という人生の教訓のような香りで、シャキッとする清涼感に溢れた非常に爽やかな香りです。
自分の現在の立ち位置が少し厳しいな、とか、過酷な現状でも絶対に生き抜くんだ、という強さを求めていらっしゃる方にとっては、この香りがもの凄い後押しをしてくれます。

サボテンというと熱い地域にはどこにでも自生しているイメージがあるかもしれませんがサボテンの仲間は、アメリカ大陸にしか自生していません。
ですから、エジプトなどのアフリカ大陸やタクラマカン砂漠などのアジア大陸にはサボテンは自然には生えていません。
植物のことを知らない人は、エジプトのピラミッドの背景にサボテンを描いてしまうかもしれませんがそれは実は現実にはあり得ないことでこのサボテンの香油そのものも近代になってから開発されるようになった香油です。

日本には16世紀後半に南蛮人によって持ち込まれたのが初めとされているサボテンですが「ウチワサボテン」の茎の切り口で畳や衣服の汚れをふき取り、樹液をシャボン（石鹸）としてつかっていたため「石鹸のようなもの」という意味で「石鹸体（さぼんてい）」と呼ばれるようになったとする説が有力です。

サボテンは環境への適応力がとても高くあらゆる形態に変化して進化を遂げています。
サボテンは乾燥に耐えるために表面積が大きく、水を失いやすい葉を無くしてしまいました。
その代わりに、茎を葉のように発達させました。
また、茎の節を発達させ、環境が悪くなっても、節ごとの影響にとどめて、全体が枯れることを防いだり、節ごとに根を出して、株を更新したりできるようになっています。

多湿な森の木の上に上って、姿を変えたのが、森林サボテンと呼ばれる仲間です。
しかし、これらは、前で述べたウチワサボテンの仲間ではなく、いわゆる一般の柱サボテンの仲間なのです。着生ランも、木の上や岩の上に育ちます。このような環境は、根の周りがいつも湿っていることは難しく、雨や霧から全身を使って水分を補給します。地上よりは乾燥しているので、サボテンは乾燥に耐えるために水を失いやすい葉を無くし、茎節を発達させました。
夜に咲くので、花粉を媒介する昆虫をひきつけるために香りがとても強いのも特徴的です。

特定のサボテンにはメスカリンなどのアルカロイドが含まれ、これを乾燥したものを噛んだり煎じて飲んだりすると幻覚や高揚感を得られナヴァホ族などのアメリカ・インディアンの一部部族はペヨーテを宗教儀式のときに使うことがあるようです。

あらゆる過酷な環境に対応し生き延びてきたサボテン。
過酷な環境を生き延びてきたサボテンが醸し出す香りがとても清涼感があるというのが何とも言えない物語性を感じます。
現在の状況が思い通りにいかず苦しい状況にあるならこのサボテンの香りで一服の清涼感を感じてサボテンの強さと清廉さを身にまとってみてください。
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エジプト産の100パーセント天然の植物や香木から抽出されたピュアオイル。
アルコールを一切含んでおりませんので、香りが長持ちします。
3ml小瓶に入れて発送させていただきます。
香水代わりにお使いいただけることはもちろん、普段使っている手帳につけたり、ハンカチなどに含ませたり様々な使い方ができます。